相次ぐ定期購入めぐる特商法違反 健康食品や化粧品などのインターネット通販で「お試し」「トライアル」といった表示を見て、1回限りと思って注文したところ、実際には複数回の購入が条件の定期購入契約だったという消費者トラブルが後を絶たない。特定商取引法を所管する消費者庁は2024年度に、通販会社の取り締まりに注力した。違反事例を通して、定[…続きを読む]
代表的な景品表示法違反事件(第1回)~「葛の花」機能性表示食品の痩身効果 これまでの景品表示法に基づく行政処分を振り返ると、エポック的な事件と言えるものがある。機能性表示食品の広告で初の違反事件もその1つ。この事件を機に、機能性表示食品の広告を行う場合、届出資料の範囲内に表示内容を収めることが、法令を順守する上で極めて重要であると認識されたようだ。 16社を一斉に行政処分[…続きを読む]
不正と内部統制の関係~強固な組織作りのために~ 1不正発生の要素 2008年4月、日本版内部統制監査制度(いわゆるJ-SOX)の導入により財務報告に係る内部統制の整備・運用及び内部統制の実施が上場企業には義務付けられ、企業の内部統制に関する公認会計士による内部統制監査の実施が始まりました。 J-SOX導入当初では不正発生件数は一旦減少しました[…続きを読む]
初の景品表示法に基づく「確約手続」 消費者庁は2025年2月26日、パーソナルジム運営事業者(A社)に対し、景品表示法に基づく「確約手続」を初めて適用すると発表した。A社が消費者庁へ申請した「確約計画」には、一般消費者への返金措置も盛り込まれた。インターネット上などで氾濫する不適切な表示の是正に向けて、従来の措置命令・課徴金納付命令と[…続きを読む]